搾精学級1と2の感想

『無限射精拷問』『搾精病棟』で話題になった作者の新作『搾精学級』シリーズが先月から始まりました。 7月23日に1巻が出て、8月26日にはもう2巻が発売。 あいかわらずの安定した生産スピードには、本当に尊敬するものがありますねー。

内容もこれまでと変わらずの男女のパワーバランスに、小気味よい台詞とテンポのおかげで、ページ数の多さにダレない構成はさすがだなあと。 搾精病棟で定番化した、昭和特撮の採石場のような「決戦の舞台」が(いまのところ)引き続き実装されているのも、見ていて盛り上がる。

今作は(1)と(2)を読む限り、毎話女性が二人組で出てくる感じっぽい。 個人的にはサンゼンインちゃんが一番可愛くて好き。 コバちゃんもなんだか惹かれるものがある。

それと個人的に、女の子の絵(特に身体)の描き方がすごく向上したように感じました。 もともと世界観に合わせたのか、薄暗い塗りだった搾精病棟とは異なるのもあってか、全体的にキャラが健康的に見えますね。 以前から表情のつけ方がとてもよかったこともあり、女の子達の魅力もぐっと上がっているように思えます。

相変わらず主要人物以外はどこかで見たハゲがいたり、素材そのまま貼り付けたと思われるような人物がいたりと潔い労力の割り振り方にも好感が持てます。 無限射精拷問、搾精病棟にあったような深いストーリー展開を感じさせる伏線もあるので、今シリーズもお勧めです。

いやあ、べた褒めしかしてねえ。 でもおもしろいもんな。 この人本当にすごい。 創作活動の熱が続く限り、その活動に支障がきたさないようにきちんと儲かってほしい。